北村浩子の「読んで、話して、書いて」

フリーアナウンサー、ライター、日本語教師の北村浩子のブログです。

ご挨拶

あけましておめでとうございます。

昨年も雑誌などで本紹介の仕事ができ、

イベントや講座ではたくさんの方とお会いできて、

とても幸せな1年でした。

ほんとうにありがとうございます。

 

FMヨコハマの契約アナウンサーになったのが、

1994年。

2017年3月に「books A to Z」が終了し、

その後、

またラジオで仕事ができればいいな、と

いろんな方にご相談させていただいたのですが、

わたしの力不足で、

なかなか実現までには至りませんでした。

 

もし、結婚していたら、

財政状況がすこしばかり厳しくなったこんなときに、

相手に助けてもらえたかもしれない。

でも、その「もし」は、

今のわたしにはありません。

この先もひとりで、

仕事をして生きて行かなければならず、

模索する日々が続きました。

 

とてもありがたく幸いなことに、

このたび、

働き続けられる環境を得ることができ、

いろいろ考えましたが、

そちらの道へ進むことを決めました。

フリーアナウンサー、ライターの仕事は、

2月いっぱいで、廃業します。

 

番組にメッセージくださった方、

イベントに参加してくださった方、

本読みました!と教えてくださった方……

ほんとうにありがとうございました。

皆さんからの反応に、

どれだけ力をもらうことができたか分かりません。

 

1月、2月も、

イベントや講座がありますので、

またお知らせします。

ご参加いただけたらうれしいです。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2017年1月1日

北村浩子

大和市国際化協会の国際理解講座で紹介した本

12月10日、17日と、

大和市文化創造拠点SiRiUS(シリウス)で開催した

国際理解講座にいらしてくださった方、

ほんとうにありがとうございました!

 

ずーっと本のことを喋らせていただけて、

わたし自身が幸せな講座でした。

 

「越境」を大きなテーマに、

今回、本を選びましたが、

脱線の中で「あ、これも!」と思いついた本もあり、

なんだかもうあれこれとたくさん紹介してしまいました。

 

タイトルを書いておきます。

 

10日

  • 『あの素晴らしき七年』エトガル・ケレット著 秋元孝文訳 新潮クレストブックス
  • 『あたらしい名前』ノヴァイオレット・ブラワヨ著 谷崎由依訳 早川書房
  • 『ムシェ 小さな英雄の物語』キルメン・ウリベ著 金子奈美訳 白水社
  • 『12人の蒐集家/ティーショップ』ゾラン・ジヴコビッチ著 山田順子訳 東京創元社
  • 『無垢の博物館(上・下)』オルハン・パムク著 宮下遼訳 早川書房
  • 『いろいろのはなし』グリゴリー・オステル著 毛利公美訳 東宣出版
  • 『ノエルカ』マウゴジャタ・ムシェロヴィチ著 田村和子訳 未知谷
  • 『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子著 河出書房新社

 

17日

  • 『コリアン世界の旅』野村進著 講談社文庫
  • ギリシャ語の時間』ハン・ガン著 斎藤真理子訳 晶文社
  • 『マイ・スウィート・ソウル』チョン・イヒョン著 清水由希子訳 講談社
  • 『観光』ラッタウット・ラープチャルーンサップ著 古屋美登里訳 早川epi文庫
  • 『自由生活(上・下)』ハ・ジン著 駒沢敏器訳 NHK出版
  • 『歩道橋の魔術師』呉明益著 天野健太郎訳 白水社
  • 『台湾生まれ 日本語育ち』温又柔著 白水社
  • 『リンさんの小さな子』フィリップ・クローデル著 高橋啓訳 みすず書房
  • 『雪の練習生』多和田葉子著 新潮文庫
  • 『ミスター・ピップ』ロイド・ジョーンズ著 大友りお訳 白水社
  • ウッドストック行き最終バス』『キドリントンから消えた娘』コリン・デクスター著 大庭忠男訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
  • 『白檀の刑(上・下)』莫言著 吉田富夫訳 中公文庫
  • 『問いのない答え』長嶋有著 文春文庫
  • 『年月日』閻連科著 谷川毅訳 白水社
  • 『癌だましい』山内令南著 文春文庫
  • 『春の庭』柴崎友香著 文春文庫
  • 『わたしがいなかった街で』柴崎友香著 新潮文庫

SiRiUSはほんと、うっとりするくらい

いい施設でした。

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 ペッパーくんもいました。

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12月!1月!2月!

今年も残すところあと1か月。

年をひとつ取っただけの年で終わらせないよう、

12月も頑張るべきことを、

自分を励ましつつ頑張ろうと思っております。

 

ではお知らせを怒涛のように!

 

恒例のパソナの講座、

次回は12月6日(水)開催です。

テーマは「年末年始に読みたい1冊」。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

そして、1月、2月の日程も出ました。

1月11日(木)のテーマは「新年に挑戦したい読書」

(詳細はこちら

2月7日(水)のテーマは「読書を生活の中に取り入れるコツ」

(詳細はこちら

初めての方もぜひぜひお越しください!

 

受講料が高いので(ホントすみません……)

毎回、お土産として、

いろいろな本をプレゼントさせていただいています。

読んでいただけたら嬉しいですが、

売ったり寄付したり、

ご自由にお使いいただければと思います。

 

そうそう、

皆さんは誰かに、

本をプレゼントしたこと、ありますか?

本をプレゼントするって(毎回しておいてなんですが)、

微妙というか、難しいですよね。

 

12月6日の講座では、

クリスマスも近いので、

そんな話から始めてみたいと思います。

 

前回お知らせした、

大和市でのイベントも、

引き続き参加受付中です。

えー、当日でも多分大丈夫です(笑)

よろしくお願いします!

【日曜開催】12月に海外文学の話をします

晩夏の頃、

大和市国際化協会の方から、

「多文化共生をテーマに、海外文学の講座を開きたいと思うのですが」と

お話をいただきました。

へえ、面白そう!と思い、

わたしで良ければぜひ、とお返事をしたのですが、

考えてみればなんて幅広く深いテーマ……。

大学教授とか評論家の方が、

コーディネーターとしてほんとうは相応しいと思うのですが、

子どもの頃は、海外の絵本を読んでいたのに、

赤毛のアン』とか『若草物語』は読んだことがあるのに、

大人になると読まなくなるのは、

なにかちょっと残念だよな、といつも思っていたので、

楽しい話ができるよう、

この機会に頑張ってみたいと思います。

 

モチベーションになっているのは、

わたしの周りの同年代のおじさんたちが

わたしがたまに勧める海外作品を、

面白く読んでくれていること。

そうなんですよ、

読むのは実用書がメイン、という方にも、

楽しんでいただける海外作品ってたくさんあるのです。

 

気軽にお越しいただければ幸いです!

 

【開催日時】

12月10日/17日(どちらも日曜)

13時半~16時

【開催場所】

大和市生涯学習センター・610号室(小田急線・相鉄線「大和」駅からすぐです)

【参加費】

500円

【申し込み・お問い合わせ先】

公益財団法人 大和市国際化協会

電話  046-260-5126

mail   pal@yamato-kokusai.or.jp

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http://www.yamato-kokusai.or.jp/wp-content/uploads/2017/10/pal95.pdf

(最後のページに詳しく載っています)

『伴侶の偏差値』解説を書きました&パソナ10月のイベント

深沢潮さんの『伴侶の偏差値』(小学館文庫)の解説を書きました。

こちらから本編の試し読みができます。

 

この小説を読んで思い出したのは、

10年ほど前に読んだ、

叶恭子さんの『トリオリズム』というエッセイ。

〈相手にお金が無くなったときは、愛せなくなるとき〉とか

〈わたくしは計算高い女です〉なんて書かれていて、

別世界に住んでる人の言葉だなあ、

だからこそ面白いな、と感じたのです、が、

 

自分の人生に対してきちんと計算高くならないと、

むしろいけないのではないか?

と今のわたしは思っていて、

『伴侶の偏差値』の主人公、35歳独身の真紀に、

どうか賢く、小狡く立ち回って欲しい、

と思いながら読んでいました。

自分をないがしろにするような男は捨てて、

ちゃんと計算高くなって!

と。

でも、そんな「うまくやるタイプ」の主人公なら、

「葛藤の話」にはならないわけで……

 

 

解説には、

「ところどころ過去の自分を見るようでつらかった」

みたいなことは書きませんでした。

 

読んでいただけたら嬉しいです。

 

さて、

7月からパソナで行っている読書講座、

10月も開催することが決まりました。

ありがとうございます!

 

10月20日(金)19時~20時30分

大手町のパソナグループ本社ビルで行います。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

これからは毎回、

おすすめ本の紹介、日本語の話もしたいと思っています。

お待ちしております!

 

*こんな感じでやっております。

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パソナ9月のイベントほか

夏来たりなば冬遠からじ

と、

毎年夏が来ると思っていたのですが、

この涼しさ。

曇りや雨の天気が好きなわたしとしては、

最高の夏です。

 

が……

ここ最近、珍しく体調を崩しておりまして、

早く元気になって、諸々ペースを上げなければと

思っているところです。

 

そんな中ですが、

パソナの講座、9月も開催いたします。

9月21日(木)19時からです。

詳細はこちらです。

お時間ありましたら、ぜひお越しください。

今回も少人数です。

みなさんとお話しできるのを楽しみにしています。

 

また、

noteに掲載している「北村浩子のbook on」

5回目をアップしました。

今回は、戌井昭人さんの『ゼンマイ』を

ご紹介しています。

ロードノベルなのですが、

生涯ただ1度の恋を描いたピュアな恋愛小説でもあります。

note.mu

聴いていただけたらうれしいです。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

『遊佐家の四週間』の解説を書きました

デビュー作『肝、焼ける』からずっと大好きな朝倉かすみさん。

遊佐家の四週間』(祥伝社文庫)の解説を書かせていただきました。

美貌の羽衣子、醜女のみえ子。

2人の「唯一無二」の友情と

普通の家族のグロテスクさを描いた長編小説です。

お読みいただけたらうれしいです。

 

今、9月に発売される文庫の解説も書いています。

またお知らせします!